ブログ

R4保健室から

令和4年度学校保健委員会

 2月17日(金)の放課後に令和4年度学校保健委員会を開催しました。生徒と教職員は学校からの参加、学校医の先生とPTA役員の方はオンラインで参加してくださいました。

 前半は健康診断、新体力テストの結果、環境衛生検査について、学校医の先生、体育主任、養護教諭から説明を行いました。学校保健委員会に参加してくださった学校医の先生方から、貴重な指導助言をいただきましたので、掲載します。

 

<眼科校医 猪俣眼科医院 猪俣俊晴先生より>

 視力が低下している生徒が増えていることをご指摘いただき、デジタル機器の使用方法を見直すようにとご指導いただきました。日本眼科医会のHPに掲載されている「ギガっこデジたん!」という漫画をご紹介いただきました。また、今年は花粉の飛散量が例年に比べて多くなる予想とのことです。花粉症の方は、早めに薬を内服するとシーズンを楽に過ごせるとのことです。

日本眼科医会HP:https://www.gankaikai.or.jp/info/detail/post_132.html

 

<歯科校医 佐藤歯科クリニック 佐藤徹先生より>

 歯垢付着や歯肉の炎症などのある生徒が多いこと、歯科受診率が低いことをご指摘いただきました。正しいブラッシングと早期受診・早期治療が大切であるとご指導いただきました。むし歯の本数が年々減少傾向にあることについては、お褒めの言葉をいただきました。

 

 

性教育授業(生命誕生をテーマに)

 1学年を対象に、安松中学校養護教諭と本校養護教諭が性教育の授業を実施しました。

 受精から妊娠成立までの仕組みを説明した後、エプロンシアターで赤ちゃんがお母さんのお腹の中でどのように大きくなっていくのか学習しました。また、妊婦体験や赤ちゃん人形の抱っこ体験などの体験活動を通して学びを深めることができていました。

 生徒たちが記入したふりかえりシートでは、「出産は赤ちゃんもお母さんも命がけだということがわかった」、「命を大切にしたいと思った」、「お父さんやお母さんに感謝したい」、「あんなに小さな受精卵からここまで大きくなるってすごいことだと思った」といった感想が出ました。

 思春期は心も体も大きく成長する時期です。時には、不安定な気持ちになることもあると思います。ですが、今ここに生きていることを大切に、健やかに成長していってほしいと願っています。

授業の様子赤ちゃん人形の抱っこ体験

性教育授業(デートDVをテーマに)

 2学年を対象に、養護教諭と保健体育科教諭による性教育(デートDVについて)の授業を実施しました。

 前半は映像も交えながらデートDVについての説明を行い、後半はグループワークを行いました。グループワークでは、恋人から返答に困るようなことを言われたときに、相手のことを尊重しつつ、自分の意見をきちんと伝えるにはどうすればよいか考えました。多様な意見を共有することができ、学びが深まりました。

 生徒たちが記入したふりかえりシートでは、「相手のことを思って行動したい」、「嫌なことは嫌だと言えるようになりたい」、「人との距離感を意識していきたい」といった感想が出ました。

 より良い人間関係を築くためには、相手のことを尊重しつつ、自分のことも大切にすることが大切です。日常生活の中で、少しでも意識して過ごしてほしいと思います。

 

性教育講演会

 高野母乳育育児相談室の高野和子先生にお越しいただき、「性について学ぼう」と題して、3年生の性教育講演会を開催しました。生徒たちは集中力を切らさず、真剣に耳を傾けていました。

 講演会の内容は、「生命の誕生」、「望ましい交際」、「望まぬ妊娠と避妊」、「性感染症の現状と予防」です。生徒たちが記入したふりかえりシートでは、「相手や自分を守るためにも避妊はとても大切だと思いました。」、「自分から10代遡ると1000人になるなど聞いて、その中の1人でもかけていたら自分が生まれていないなんて、色々な奇跡が重なった本当にすごいことなのだなと思いました。」といった感想が出ました。

 あと数か月で中学校を卒業し、一歩大人に近づく3年生ですので、自分の行動には責任を持って過ごしていってほしいと思います。